飲む点滴⁉︎甘酒の効果・効能とは
「飲む点滴」と言われるほど栄養効果が高い「甘酒」。
お正月、初詣に神社に赴いた際に振る舞われたりしますよね。冷え込んだ身体を芯から温めてくれる甘酒サービス、毎回とてもありがたくいただいております。
そのためか甘酒のイメージは正月に飲むものという人は少なくないと思います。
実は
健康・美容に良く、ダイエットにも効果のある飲み物として、最近は甘酒人気が高まっています。大手飲食メーカーさんも甘酒の商品化に力を入れており、最近ではきなこ味や生姜味、豆乳味など、甘酒の味もバラエティに富んでいます。
今回は、そんな人気の甘酒の効能と効果、注意しておきたいデメリットからおすすめの飲み方についてまで、少しでも皆さんにお伝えできたらなぁと思います。
★甘酒の種類について学ぼう。これを知らなきゃ損するかも★
私も調べるまでは甘酒はどれも一緒だろうと勝手に思い込んでいました。笑
大きく分けると甘酒には、米と麹でつくる
米麹こうじ甘酒と!
◉米麹甘酒◉
こちらは日本酒と同様に、麹の発酵作用を利用して米から作るものです。しかし日本酒と違い、甘酒は米のデンプンを麹菌によって糖分に変えているだけ。甘酒が苦手という方も“米”と“麹”だけで作ったものを飲んでみたら、もしかしたら甘酒の印象が変わると思います。
◉酒粕(酒かす)甘酒◉
酒粕を水で溶き、砂糖で甘みを加えたもの。こちらは酒粕にアルコール分が含まれているので、アルコールが苦手な方は要注意。また、砂糖が入っているためカロリーも高くなりがちです。
私はこっちの方を毎朝食後に飲んでます。
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ここで一つ、要注意!最近話題の健康や美容に良いと言われている甘酒は「米麹甘酒」です。
お正月に神社で振る舞われる甘酒も、アルコール成分が含まれない(ノンアルコールの)「米麹甘酒」の方が多いようです。こちらならお子様や妊婦の方でも安心して飲めますね。
皆さんもご購入の際にはご注意ください。
それにしても「健康と美容に良い」「ダイエットに効果あり」なんで魅力的な言葉!思わずとびつきたくなりますよね!
次は、その甘酒の具体的な効能と成分について掘り下げてみましょう。
★健康・美容・ダイエットに効果あり!もはや万能の飲み物!?米麹甘酒の効能と効果★
「飲む点滴」「飲む美容液」とも称される甘酒ですが、具体的にどんな効能があり、何がそんなに体に良いのでしょうか。
◆消化吸収を助けるので、胃腸に優しい
まずは、ブドウ糖についてご説明しましょう。
甘酒に含まれるブドウ糖は、麹菌によって既に分解済となっているため、効率よく体内にエネルギー源を吸収できます。その他にもアミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれているのですが、なんとこの成分は点滴と同じなんです!麹菌には一緒に摂った栄養の消化吸収を助けてくれる働きもあるので、胃腸にも優しく、夏バテで胃酸が出にくいときにはもってこい!
昔の人はそのことを十分理解していたので、江戸時代では夏バテ予防の飲み物として町で売り歩く甘酒屋さんが名物になるほどでした。だからこそ「甘酒」は、夏の季語になったのですね
◆腸内環境を整え、便秘の予防・解消に
甘酒には食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれています。これらの成分は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きがあるので、便秘の予防・解消にも一役買ってくれるのです。麹菌は、死骸となっても腸内にいる善玉菌の餌となり、免疫活動を活性化させて免疫力を高める効果もあります。風邪かな?と思った時は、甘酒を少し温めて飲むと良いかもしれませんね。
◆血行と代謝を促進。美肌効果も抜群!
そして女性は特に注目したい、美容効果!ビタミンB群も豊富に含まれている甘酒は、血行と代謝をアップさせ、毛細血管の隅々にまで身体が求める栄養素を届け、老廃物を流してくれます。麹菌は、飲酒・喫煙・ストレスなどで欠乏しやすい、皮膚の状態を整える働きのあるビオチンを含んでいるので、目の下のくま、肌荒れ、しみやくすみにも効果的なんです。
ホントに女性にオススメです!
◆ダイエットの強い味方に!!
ブドウ糖には消化補助の他にも血糖値を上昇させる効果があり、少量でも空腹感を抑えてくれるので、上手に使えばダイエットの心強いパートナーにもなってくれます。
また、イライラを抑えるGABAといったアミノ酸由来の物質も含んでいるので、食べ過ぎを防止する効果もあるのです。
ダイエット中、どうしても甘いものが食べたい、おなかが空きすぎてイライラしそう、と発狂しそうになった時は、ダイエットのサポート飲料として甘酒を使ってみてはいかがでしょう。
◆他にもこんなにある!甘酒の効能
その他にも麹菌に含まれる酵素は抗酸化作用があるので、老化の元凶となる活性酸素の発生を抑制してくれる働きがあります。
動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防にも役立ち、女性ならではの悩みである生理痛や生理前のイライラ、肌荒れといった月経前症候群の解消、母乳の出を良くする効果もあるといわれています。
★★通販で購入できる甘酒をご紹介!気になる方にプレゼントしてみては★★
◆森永製菓 甘酒 190g
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日本で一番売れている森永製菓の甘酒、「森永甘酒」。このパッケージに見覚えがある方も少なくないのではないでしょうか?
森永甘酒は、「酒粕」と「米麹」2種類の発酵素材を独自の比率でブレンドし、深いコクと優しい甘みの飲みやすい甘酒に仕上げています。
◆マルコメ プラス糀 米糀からつくった糀甘酒LL 糀リッチ粒 1000ml
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マルコメの「プラス糀 糀甘酒」は、アルコールが苦手な方でも飲みやすいアルコール0%。
世界初粒入り糀甘酒の無菌充填を可能にした容器に、糀の自然で濃厚な甘みを感じられる甘酒が、通常の米糀1.2倍量になって登場です。
◆お米と麹だけで作った甘酒
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★最後に★
ここまでたくさん甘酒の魅力について書いてきましたが、だからと言って飲めば飲むほど効果が出るわけではありません。
飲むことで生じるデメリットもあるのです。
特にダイエットのために飲んでいる人にとっては、適正量を越える量を摂取してしまっては、逆効果になってしまうので要注意。
一度に飲む目安は、おちょこ一杯(約18ml)程度で、飲むタイミングとしては、朝がベスト!脳が欲するブドウ糖を、吸収しやすい甘酒で摂取して、シャキッとした朝をお過ごしください。
それでも甘酒という飲み物にまだ抵抗がある方は、牛乳や豆乳で割ってみたり、果物と一緒にミキサーにかけてフルーティーな飲み物に変身させてみるのもいいかもしれません。最近では甘酒ブームのおかげで、甘酒を使った凝った料理から砂糖やバターの代わりに甘酒の甘みを使ったおやつまでレシピのバリエーションが豊富です。
甘酒アイスや、甘酒パンケーキ、甘酒マフィンに、甘酒マンゴープリン…甘酒を使ったスイーツなら自然の甘みで太る心配がない上に、体にも優しく、きれいにもなれるおまけ付きです!ぜひ、“米麹甘酒”試してみてください。
やはり、昔から飲まれ続けているものは、それなりの根拠があるのだなぁと改めて思いました。
私も今では毎朝、食後にトマトジュースと混ぜて飲んでいるんですが、本当に疲れにくくなったし便通はめっちゃ良くなりましたね。
お酒を毎日飲む人や食生活が偏ってる人には本当にオススメです。
出来る範囲でゆっくり、自分のペースで良いものを取り入れて毎日楽しい生活を送りましょう♪♪
免疫力が高い人は風邪を引かない?!その免疫力、実は「腸」で上がるんです!
「バカは風邪ひかない」なんて言われますが、けしてそうではなく「腸内環境」が良いから風邪を引かないということが分かってきていて注目されています。
風邪って・・・?
みんな風邪ひいた、風邪ひいたと自然に言っていますが、
風邪は、専門的に言うと「かぜ症候群」。鼻、咽頭、喉頭の上気道でおこる急性炎症の疾患を「かぜ症候群」と言います。最近では、気管、気管支、肺の下気道でおこる急性炎症の疾患までを総称して「かぜ症候群」と言われています。
◉風邪の原因(病原体)の80~ 90%がウイルス◉
と言われています。ウイルスには多くの種類がありますが、代表的なウイルスについていくつかあげましょう!
風邪のウイルス
ライノウイルス
鼻かぜを引き起こすウイルスです。鼻水・鼻づまり・くしゃみという症状から始まります。熱がでないことが特徴です。大人の風邪の30%~50%はこのウイルスが原因です。春~秋にかけて多いウイルスですが、一年を通してみられるウイルスです。
鼻や喉のかぜを引き起こすウイルスです。鼻水・鼻づまり・せき・喉の痛みという症状がでます。熱がでるときもあります。大人の風邪の15~20%はこのウイルスが原因です。冬に多くみられるウイルスです。
RSウイルス
せきのかぜを引き起こすウイルスです。鼻水・せき・たんという症状がでます。小児の場合、肺炎・気管支炎を引き起こし重篤するケースもあります。感染力が強いウイルスです。冬から春にかけて流行するウイルスです。
扁桃腺、気道に感染するウイルスです。プール熱とも呼ばれています。風邪の症状のほか、結膜炎、咽頭炎、胃腸炎などの原因となるウイルスです。夏に流行しますが、一年を通してみられるウイルスです。
インフルエンザウイルス
鼻水、せき、頭痛、高熱、筋肉痛、全身のだるさなどの症状を引き起こすウイルスです。A型、B型、C型がありますが、流行の原因となるウイルスはA型とB型です。A型とB型は毎年世界中で流行を繰り返しています。国や地域、年によって変異し、流行を引き起こすウイルスです。感染力が非常に強いウイルスです。
まだまだ風邪の原因となるウイルスはたくさん存在しますが、この辺にして、次に気になるのは、どうやって感染するの?感染経路についていくつかあげましょう!
◉風邪のウイルスは、目、鼻、口から体の中に入ってきます◉
その中でも、鼻が感染経路となっているケースが多いです。目と口は閉じることはできますが、鼻は閉じることなくずっと空気を吸い込んでいます。ウイルスが入りやすいのは納得ですね。
体の中にウイルスが入ってくると「ウイルスに感染しました」という情報が細胞から細胞へと伝わります。
◉鼻づまり・・・鼻粘膜の細胞は、ウイルスが奥に入らないように頑張ってくれます。それが鼻づまりという症状です。
◉鼻水・・・細胞の中でウイルスが増えると細胞は壊れてウイルスがでてきます。そして他の細胞に感染します。そうならないよう体の外に出そうとするのが鼻水という症状です。
◉咳・・・ウイルスが喉頭に入ると咳がでます。喉頭の下には気管、さらにその下には気管支があります。咳はウイルスが気管から下に入らないようにするための症状です。
◉発熱・・・熱はウイルスが増える時にでる症状です。高熱になると辛くてビックリしますが、実はウイルス、低体温の方が増えやすいという性質を持っています。ウイルスが増えないよう体を守るために体温を上げているのです。
かなり簡単な説明ではありますが、風邪の諸症状(鼻づまり・鼻水・咳・発熱)は、体がウイルスと戦い、体の中からウイルスを撃退している反応ということになります。
★風邪をひかない人=ウイルスが体内に入りにくい人★
ウイルスが体内に入りやすいか、入りにくいかの違いになります。
風邪をひきやすい方、ウイルスが体内に入らないようする対策についてお話します。
◉うがい・・・喉に入ってきたウイルスを外に出すにはうがいが一番です。うがいは15秒位がベスト!と言われています。またうがいは、喉に潤いを与えてくれるので乾燥を防ぐ効果もあります。
◉手洗い・・・ウイルスが体の中へ入ってくる原因で一番多いのは手です。顔や口など色んなところに触れているので、手にウイルスが付いていると体の中に入る可能性がとても高いです。手を洗うことでウイルスを防ぐことができ、風邪をひく可能性を低くすることができます。
◉マスク・・・ウイルスが入ってくる可能性を減らし、喉を潤し乾燥から守ってくれる役割があります。マスクは自分のための予防だけではなく、周りへのエチケットとしても大切と考えられています。
◉湿度・・・乾燥は風邪の大敵です。湿度が高くなるとウイルスは水分を含んで重くなり、空気中を漂うことができなくなり、地面へ落ちます。空気中のウイルスが少なければ、体の中にウイルスが入ってくる可能性は低くなる=風邪にかかる可能性も低くなります。
うがい、手洗い、マスク、湿度をきちんとしたら風邪をひかない。ということではありませんが、対策をしないよりは風邪にかかる可能性は低くなると思います。
★風邪をひかない人=免疫力が強い人★
免疫力の強さは、風邪をひきやすいか、ひかないかに大きく関係しているのです。
◉免疫力と腸の関係◉
風邪ひいたかな?と感じていても、ほっておいたら自然に治っていた。という経験をしたことはありませんか。私たち人間の体には、外部の病原菌やウイルスなどの侵入を防ぐ機能と、 体内の悪い細胞から身を守る機能があります。
これが免疫力です。免疫力の高い人は風邪をひきにくく、風邪になっても治りやすいのです。
「おたふくかぜ」「はしか」「水ぼうそう」「風疹」になった時、両親や祖父母、近所のおばちゃんに「一度なったからもう心配ない」と言われた経験ありませんか?
これも免疫力の働きの一つで、一度かかって治った病気は、繰り返してかかりにくい。という免疫記憶という機能です。
今まであまり気にしたことがなかった免疫力。とても頼もしくありがたい力だということは理解できたのですが、免疫力って何からできているの?免疫力の正体は?という疑問はありませんか?
★免疫力は免疫細胞から成り立っている★
免疫力は、免疫細胞という多種多様な役割をもった細胞が集まり、互いに協力しあって私たちの命を守ろうという働きによって成り立っています。
◉免疫細胞=白血球◉
免疫細胞とは、血液中に含まれる白血球のことです。血液を通じて体全体をパトロールしながら、病原体から体を守ってくれています。
病気になって血液検査をしたとき、「白血球の数値が上がる」というのは、病原体と戦うために、防御本能で白血球が増えているからです。
免疫細胞は一人の体の中に何千億個もあると言われています。24時間あらゆる病原体と戦い私たちの体を守ってくれています。
★免疫細胞の多くは腸に住んでいる★
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◉免疫細胞の70~80%は腸に集まっています。◉
腸には、口から入ってきた食べ物のほかに、細菌やウイルスなどの病原体も入ってきます。病原体の侵入を防ぐのも腸の大切な役割の一つなのです。
腸は体内にありますが外部の病原菌やウイルスなどの侵入を防いでくれる最大の免疫器官です。
腸内環境が乱れる
↓
免疫細胞が機能しない
↓
病原体が侵入してくる
↓
病気のリスクがあがる
となります‼︎
◉免疫細胞が多く集まる腸内の環境を整え活性がすることが、免疫力を高めるポイントです◉
免疫力が低下すると、
・体がだるい。疲れやすい。やる気がでない。
・風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすい。
・花粉症やアトピーなどアレルギーになりやすい。
・がんになりやすい。
などなど、体に様々な不調がでてきますが、少しでも体の調子がおかしいな・・・と思ったら、お医者さんに診てもらってくださいね。
皆さんも出来る範囲でゆっくり徐々に腸内環境を良くしていき、免疫力を高めて楽しい毎日を過ごしましょう‼︎
チョコレートの成分がコレステロールの改善に注目されるワケとは⁉︎
職場の人間ドック、地域の健康診断。体の不調で通院したときに偶然行った血液検査。
さまざま方法で自分の体の状態を知ることができるようになっています。そのため、従来よりも簡単に素早く調子が良くない部分を理解できるようになったため、予防することや改善することも簡単になってきました。
このような時代に変化したことは大変意味のあることですし、いつまでも健康で楽しく暮らすためには不可欠なことだと思います。
いっぽう、こうした検査によって「この数値はマズイ」という気分になったり、医師から「生活習慣を気をつけてくださいね」と言われたりしても、体の不調を無視して過ごしている方もいらっしゃいます。
私も実際、太りやすくなったりとか寝ても疲れがとれないのについつい後回しにしちゃってるので、考えないといけないなぁと思います。
特にすぐ体へ大きな影響が出にくい「コレステロール」や「中性脂肪」の異常。最近では「脂質異常症」と呼ばれる症状の場合、体に異変が感じられないため、
・まだまだ若いし大丈夫
・ある程度運動はしてるし
・コレステロールが多いって言われたけれど気にしない
・食べたいものを食べて楽しみたい
というように、これまでの生活を改善することなく「いつもと同じ」暮らしを続けているという方もいらっしゃいます。
そこで今回はコレステロール値が気になる方のために、どのようなポイントに気をつけ改善を目指せるのかについて発信できればなぁと思います。
健康診断や人間ドックを受けた人の3人に1人はコレステロールや中性脂肪の異常が見られると言われています。
しかし、先ほども少しふれましたが、脂肪(正確には血中脂質)の異常は差し迫った危険性を感じることはほとんどありません。そのため放置したままという方も多いのが現実でしょう。
★血中脂質をご存じですか?★
診断を受けた結果を見ると「血中脂質」という項目があると思います。私たちの血液には、次のようなものが含まれています。
・水分
・タンパク質
・糖質
・無機質
・脂質
・ビタミン
・ホルモン
・老廃物
この中の「脂質」を血中脂質と呼んでいます。血中脂質には
・中性脂肪
があり、どちらも一般的には「悪者」扱いされている脂質と言えるでしょう。
しかし、この2つの脂質ですが、どちらも体からなくなると大変困ります。どちらも健康な体を維持するためには必要な材料でありエネルギー源なのです。
具体的に2つの脂質について見ておくと、次のような特徴があります。
コレステロールは、私たちの体を作っている「細胞の膜」を作る成分としての役割を持っています。また脂肪の消化や吸収を助ける「胆汁酸」の材料にも利用されています。
②中性脂肪
中性脂肪と聞くと
・体に必要のないもの
・なくなったらいいのにと感じるもの
こういう感覚が一般的だと思いますが、中性脂肪も体に役立つ働きをしています。
・体の温度(体温)を保つ
・内臓を保護する
どうでしょうか!コレステロールも中性脂肪も、なくなってしまっては困るのです。
しかし、コレステロールや中性脂肪が多すぎるのも問題。血中脂肪が増えるほど、体にとって致命的な病気を引き起こす原因になりやすいのです。
ここで気になるのが「どうしてコレステロールや中性脂肪が増えるのか」ということでしょう。
一般的な考え方をすると「脂っこいもの」を食べると、脂が体に吸収されてそのままコレステロールや中性脂肪になるように思っている人がいるかもしれません。
しかし本当はそういう仕組みになっているのではなく、私たちが食事から取った脂がそのまま血中脂質になるのではなく、体で使えるように作りかえられ、利用されるようになるのです。
・糖質
・タンパク質
こういった栄養素も原料としています。そのため脂を取らなくても糖質が多いと血中脂質が増えてしまうこともあるのです。
それではここで、私たちが食事から摂取した栄養素が、どのようなメカニズムでコレステロールや中性脂肪になるのかを簡単に見ておきましょう。
①食事に含まれている栄養素が肝臓で合成され「コレステロール」を作ります。あまった栄養素は「中性脂肪」になります。
②コレステロールと中性脂肪が体の組織へ運ばれます。運ぶ役割のものを「リポたんぱく」と呼んでいます。リポたんぱくがコレステロールと中性脂肪を積み込み血液中へ送り出されます。
③血液中を移動する間に、中性脂肪は分解されエネルギーとして使われていきます。そうするとコレステロールが残ってきます。
④コレステロールが細胞に取り込まれ使われます。あまったコレステロールは肝臓へ戻っていきます。
⑤肝臓に戻ったコレステロールは、胆汁の材料となります。
おおまかに流れをお伝えするとこのようになります。私たちの体は大変うまく作られているため、適切な量の血中脂質であれば体全体で余ることも不足することもなく「ちょうどいい」状態を維持できるようになっています。
★食事で注目するのは脂肪酸★
脂質を減らすだけではいけません。適切な脂質を取ることで、体に必要な脂が増え正しく循環するように整えることができるのです。
【脂肪酸とは】
脂肪酸には以下のような種類があります。
肉やバター、チーズなどに含まれている脂です。一般的には「パルチミン酸」「ステアリン酸」という名前で使われています。
この脂肪酸はコレステロールの材料になるものですので、取りすぎには注意したい脂です。とりすぎるとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増える原因にもなります。
不飽和脂肪酸には、2つの種類があります。
◉一価不飽和脂肪酸
オリーブオイル、キャノーラ油、サフラワー油、そしてチョコレートにも含まれている脂です。「オレイン酸」という名前が一般的かもしれません。
この脂肪酸は大変うれしい機能を持っています。HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らすことなく、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)だけを減らす特性があると言われています。
◉多価不飽和脂肪酸
大豆油、コーン油、エゴマ油、さんま、サバなどに含まれている脂です。
リノール酸、α-リノレン酸、EPA、DHAという名前で記憶されている方も多いことでしょう。
LDLコレステロールを減らす作用が強く、中性脂肪値も下げる働きがあると言われています。
★チョコレートの成分でうれしいこと★
このように脂肪酸には種類があります。そしてその中でも注目したいのが一価不飽和脂肪酸である「オレイン酸」。
オレイン酸はその特徴から、自分に適した量を摂取することで血中脂質を整えることが期待できます。
でも、毎日オリーブオイルを使うことは簡単ではありません。そこで知っておいていただきたいのがチョコレートの存在です。
チョコレートには、
・デオプロミン
が含まれていますので、健康維持に効果的で食べやすいものと言えます。
カカオの豆に含まれている成分です。ポリフェノールは抗酸化作用によって「動脈硬化」の予防も期待できます。
また、ストレス解消や疲労回復、脂肪燃焼にも効果があると言われています。
脂質異常症によって起こる可能性のある原因を改善するポイントを満たしていることがわかります。
(2)デオプロミン
こちらもカカオの豆に含まれている成分です。カフェインの仲間なのですが神経を興奮させる作用ではなく、自律神経を整える効果があると言われています。
精神的なリラックスを促す効果も期待できますので、脂質が気になる方の生活習慣改善にも役立つことでしょう。
(3)オレイン酸
チョコレートに含まれている脂肪酸です。先ほどお話しましたように、一価不飽和脂肪酸なので、HDLコレステロールを減らすことなく、LDLコレステロールだけを減らす作用が期待できます。
脂質異常症によって引き起こされる可能性がある「動脈硬化」の予防を期待できますし、抗酸化作用によって肌の潤いを保つ効果も期待できます。
コレステロール値が気になる方は、脂肪の摂取をやめるのではなく良質な脂を取るように意識を変えてみるとよいでしょう。
また今回紹介しましたようにチョコレートに含まれている成分は、コレステロール値が気になる方なら、カカオが多く含まれているものを適切に食べることで、体へ良い影響をもたらせてくれるはずです。
わたしはこれからは、運動後や勉強中などにチョコレートを少しずつ摂取するようにして身体にどんな変化が表れるのか試してみたいと思います。
皆さんも無理せずに自分のペースで出来る範囲で少しずつ、生活習慣を変えていき今まで以上に人生を楽しくしましょう!
“快眠”が健康美への近道!質のよい睡眠をとるための、5ステップ‼︎
よく寝たはずなのに、朝なかなか起きられない…なんて経験はありませんか?目覚ましを何度も鳴らして、やっとのおもいで起きているという人は、睡眠の質があまり良くないのかもしれません。
私も元々は寝酒・寝る前のスマホ・起きる時間はバラバラなど、いい加減な生活をしていました。
睡眠の質は、私たちの体や心にいろいろな影響を与えていると言われています。睡眠がもたらす体や心へのメリットや、快眠に導くための生活習慣などをオススメして、皆さんの毎日が少しでも良くなればなぁと思います。
★快眠が健康美への近道★
睡眠の質は、健康面や美容面と関係が深いと言われています。
【免疫力アップが期待できる】
睡眠時間が短いと寿命が短くなる…と言われるほど、睡眠と健康には深い結びつきがあると考えられていますが、免疫力アップもその中のひとつです。
6〜7時間程度の睡眠時間を確保するのが望ましいとされていますが「深い睡眠」いわゆる「睡眠の質」も大切になってきます。
しかし、職業や体調などでも人それぞれ毎日コンディションが違います。6~7時間睡眠をとれと言われても、簡単にはできません。
自分のペースで徐々にが一番です!
でも、しっかり眠れていないと「疲れが取れない」「元気が出ない」と感じることも。それが続くと体調を崩してしまうなんてことにもなりかねません。
季節の変わり目の時の風邪や最近ではコロナウィルスから身を守るためにも「免疫力アップ」、つまり睡眠は重要なポイントと言えそうです。
【感情の揺らぎが軽減される】
睡眠の質が良いと、朝の目覚めも良く気持ちも晴れやかに。テキパキと動くことができ、また前向きに物事をとらえる心の余裕も出てくるでしょう。
自律神経のバランスも安定しやすくなると考えられるので、イライラしたり気持ちが沈んだりなどの「感情の揺らぎ」も軽減されていくことが期待できると思います。
私も以前と比べて、ちょっとしたことではイライラしなくなりましたね。
【食べ過ぎ予防にも効果あり】
睡眠不足は食欲増進ホルモンと呼ばれる血中グレリンが増加し、反対に食欲抑制ホルモンの血中レプチンが減少するという調査研究が多くあると言われています。
暴飲暴食をしないために、そして食欲をコントロールするためにも、意外にもきちんと睡眠を取ることが重要なんですね。
【痩せやすい体作りができる】
筋トレや色々なエクササイズの効果を引き出すためにも、睡眠は大切なポイント。睡眠不足だと、筋トレの時に必要な栄養や回復時間の効率が低下しやすくなると言われています。
またエクササイズの疲労も蓄積すると筋肉が傷ついたまま回復できず衰えてしまいかねません。
一方、睡眠がしっかりと取れているとその心配もなく、エクササイズのパフォーマンスが向上することで効果的に痩せやすい体作りができると思います。
わたしも健康を考えて、仕事帰りはできるだけ歩いて帰るようにしています。
やはり睡眠をキッチリとるようになってからはどんどん痩せやすい、太りにくいカラダ作りが出来ていると思います。
★★快眠の為に取り入れたい5ステップ★★
【1】 朝日を浴びよう
朝起きた時に体のスイッチを入れるのに最適なのが太陽の光です。体内時計をリセットすることで、一日を気持ちよくスタートすることができます。また日中の活動も元気にこなすことができると思います。体のサイクルも整いやすくなるので、睡眠の質もアップして毎日を気持ちよく過ごせるでしょう。
【2】 6~7時間睡眠を心がけよう
ショートスリーパーと呼ばれる人もいるので、必要な睡眠時間は人によって違いがありますが、平均7時間程度は必要だとされています。ただ7時間の睡眠を取っていても、熟睡できず翌朝や日中にも疲れが残っている場合は、睡眠が足りているとは言えません。
YouTubeやテレビで紹介されているストレッチやグッズなどを上手に活用して、しっかりと寝るための準備をしてから布団に入ることで、入眠もスムーズになり快眠に繋がりやすくなりますよ。
【3】10~15分程度の昼寝を取り入れよう
日中どうしても眠くなる時ってありますよね。わたしは県外で働いている時はほとんど毎日そうでした。とくに昼食後に感じることが多いかもしれません。そんな時は我慢せずに昼寝をする方が頭がスッキリとして、その後の仕事や勉強の効率が良くなるかもしれません。
ただここで注意したいのが昼寝の方法です。
横になって眠るのではなく、椅子に座ったまま自分のデスクや車の中でもいいんです。
15分程度の昼寝に収めましょう。深い眠りに入る前に起きて脳をスッキリさせることが大切です。これ以上長くなったり横になったりすると、頭がボーっとして体も重くなってしまって逆効果になる恐れがあるので気をつけましょう。
【4】寝る前のスマホ・テレビは控えよう
寝る前にスマホやテレビを見るのをおすすめしない理由のひとつが、「ブルーライト」の影響。睡眠のリズムを乱したり体内時計そのものにも影響を与えたりすると考えられています。
わたしも今まではスマホで動画を見ながらじゃないと寝れない体質でした。
最近ではブルーライトをカットする眼鏡もありますが、できれば就寝2~3時間前にはブルーライトを控えて、睡眠環境を整えることをおすすめします。
◉チョコレートを食べることによっての健康効果◉
もう少しでバレンタインも近いということで今回はチョコレートをテーマにしてみました。
チョコレートというと!
・プレゼントに
・食後のデザートに
・料理の隠し味に入れたり
とイメージする人は結構多いと思います。
でも実はチョコレートは健康の面でもとても注目されているんです。
今まで、チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノールは、活性酸素を抑える働きがあることが知られ、生活習慣病に有効であるとの多くの報告がありました。
コレステロール値の改善、血圧低下および血管内皮機能の改善、心疾患リスクの低減、インスリン抵抗性の改善といった多岐にわたる臨床試験結果が得られていますが、日本人でのデータは限定的といわざるえない状態でした。
このような状況を踏まえてある研究所で、日本人を対象としたチョコレートを用いた初の大規模調査を行なったという報告が出ています。
★カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを摂取したことで、血圧が低下した‼︎★
被験者全員のチョコレートの摂取前(0週)と摂取後(4週)の最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)の数値をみると明らかに分布のピークが低下し、血圧が相対的に下がっていることがわかったみたいです。また、最高血圧と最低血圧は、いずれも、摂取前後で有意に低下することが分かったと報告されています。
実際私のまわりの知人でもちょっとした興味本位で毎日チョコレートを少しずつ食べたことで、血圧が下がったよという話も聞いたことがあります。
生活習慣が乱れつつあるので
私も試そう試そうと思っていたが、結局やってなかったのでこの情報を細かく知った上で実際に試してみようと思います。
★ 血管を広げる働きをするカカオポリフェノール★
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、小腸で吸収され、血管の内部に入っていきます。血管の内部に炎症が生じている場合には、その炎症により、血管が狭くなり、赤血球が通り抜けにくくなっています。そこに、カカオポリフェノールが作用することで、炎症が軽減され血管が広くなる効果が期待できると言われていて!これによって、赤血球が通りやすくなると考えられます。
★ 健康調査アンケートを実施したところ、活力や心の健康に効果ありという声が多かったようです‼︎
私は普段たまにチョコレートを食べることがあるんですが、何か大事な作業をする時などに食べると集中力がUPしたような気にはなりますね。
★1日25g程度、日本人も取り入れたい
チョコレート習慣★
欧米では昔からチョコレートを食べる習慣があります。最近では日本でもカロリーが低く、ポリフェノールの多い、おいしいチョコレートが販売されています。こうしたものを1日に25g程度食べる、というのを、日本人の新しい習慣にしていく人が今後ちょっとずつ増えていくと思います。
また果物などには、カロテンといった、他の種類の抗酸化物質が含まれています。お茶やワインといった飲料にもポリフェノールが含まれており、抗酸化の役割を果たしてくれます。チョコレートを中心にしながら、こうしたものを、日常の食事習慣の中に取り入れることで、健康レベルを向上させていきたいですね。
でも急に無理して生活習慣を変えるのはかえって逆効果のこともあるので、自分の出来る範囲で自分の出来るペースでやっていくと良いと私は思います。
私もこの情報を得たことを機に、自分のペースで少しずつ生活習慣を見直していきたいですね(^^)
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「女性の健康リテラシー向上」抜きに女性活躍は実現しない
☆数年前から女性活躍を推進する動きが高まってきています。出産しても離職せずに働く女性が増え、長らく「M字カーブ」を描いていた女性の労働力率の特徴がこの数年薄れてきました。女性を役員や管理職に登用する企業も、歩みはゆっくりではありますが少しずつ増えてきている気がします☆
仕事と育児の両立を実現させる制度・環境が改善され、子どもを持つ母親の声が反映されるようになってきていること、決裁権のある職位に就く女性が増えることは、昔のように男性だけの視点で物事が決まっていた時代と比べ、より健全な企業経営への道のりとしても大切なことです。
現に今の世の中では女性の経営者も増えているし、大学生が在学中に起業するなんて当たり前の時代になってきています。
しかし、本当に活躍する女性を増やすには、今のまま「推進するだけ」では不安が残ります。「女性の健康は、男性とは違って特有な面がある」という事実が、経営者にも管理職にも、当の働き手である女性にも十分に理解されていないのです。それによって、適切な対処がされないままに健康を損ない、職場を離脱してしまう女性が増えはしないかと心配しています。
いまの学校教育では、性教育は実施されても女性ホルモンの影響がどんなところに及ぶのか、月経のトラブルがあったらどうすればいいのか、妊娠はいつまで先送りしていいのか、更年期の症状を軽くする方法があるのかなどの知識は教えてくれません。母親も知らないのですから、家庭での教育にも期待はあまり出来ないのかもしれないし、家庭環境によってもやっぱり差が出てくると思います。
それでも、働く女性が少ない時代は大きな問題にはなりませんでした。これからは違います。女性ホルモンの基礎知識を持たないことが、女性の仕事や生活のパフォーマンスを下げ、経済的にも大きな損失になるのです。このことが近年の研究から明らかになってきています。
実際、自分の体のことを「知らない」ために有能な女性が退職を決めてしまったり、昇進を辞退したり、職場の人間関係が悪くなったりして、仕事の能率が落ちてしまうことがあります。それを避けるために、まず女性はもちろんですが、今お付き合いのある方や、結婚している男性側でも知っておくべきキーワードは最低限いくつかあります!
◆月経痛
◆更年期
◆不妊治療 です。
◆月経前症候群(PMS):情緒不安な自分に自信喪失し、昇進を断念◆
健康な女性には毎月訪れる生理。その生理の前には情緒が不安定になってイライラしたり、集中力が落ちたり、眠くなったり、頭痛がしたりといった様々な症状が現れます。
私も最初は親のそうゆう姿を見て知るようになりました。
約6割の女性にこうした症状が現れるという調査結果もありますが、これが月経前症候群(PMS)なのです。黄体ホルモンという性ホルモンが排卵後に増えるのが原因なので、このホルモンが減って生理が始まると症状は消え、それ以降は普通に過ごせます。しかしまた、ひと月後には同じ症状が起こるのです。
PMSはメンタルにも身体にも症状が出るため、仕事を休まざるを得ないほどつらい人もいます。また、出社していても、健康な時と比べて仕事のパフォーマンスが半分以下になると感じている女性が約半数に上ることも分かっています(日本医療政策機構「働く女性の健康増進に関する調査2018」)。
こうした経済損失に加え、見逃せないのが人材登用の機会損失や、職場環境の悪化です。感情の制御が効かなくなる症状が出る人で、それが女性ホルモン周期のせいだと知らない女性は、「自分はダメな人間」と自信を失ってしまいます。
私のまわりでも、そうゆう状態の時に自信をなくす人や友人に意味のわからないやつ当たりをする人など様々な人を見てきました。
ホルモンケア推進プロジェクトが2012年12月に実施した調査では、PMSのせいで昇進を断ったことがあると答えた女性が17%もいました。
一方、同僚や上司も「あの人はヒステリックで扱いにくい人」というレッテルを張りがちで、人間関係がぎくしゃくすることもあります。
実は、
★★「自分がホルモンの影響を受けやすい」と理解するだけでも、PMS症状が軽減することが研究から分かっています。★★
積極的に対処するなら、その時期は重要な会議を避けたり、人と接触したりするのを最低限にするなど、スケジュールも調整できます。周囲に症状への理解があれば、仕事への支障を最低限に抑えるサポートもしてもらえます。自分も周囲も快適さが向上し、仕事効率も違ってきます。
近畿大学の武田卓教授の試算によると、PMSによる生産性低下の経済損失額は約1兆円。決して軽視してはいけない社会問題です。
◆月経痛:我慢せずに対処すれば、年間約5000億円がセーブできる
生理中に腹痛や腰痛などに悩まされる月経痛も同じ。前述の「働く女性の健康増進に関する調査2018」によれば、約半数の女性に月経痛の症状があります。重い人は数日寝込んでしまう場合もあるのですが、「生理時に痛みがあるのが当たり前」と思い込んで我慢をし、鎮痛剤などで一時しのぎをするだけで済ます女性が多いのが実情です。
私のまわりでも生理痛がでたらとりあえず痛み止めを飲む人が多かったです。
実は、痛みの背後には、子宮内膜症という病気が隠れていることが多いのです。子宮内膜症は年々症状が進むだけでなく、将来、不妊症になるリスクも上がってしまいます。
本当は婦人科で処方される薬で症状が軽減され、その治療は将来の不妊予防にもつながるのですが、4割以上の人は何の対処行動もとっておらず、痛いまま過ごしています。そして、月経痛が原因となる労働生産性の損失は、約5000億円と試算されているのです(Journal of Medical Economics、2013年)。
◆更年期:管理職・役員世代を襲う「更年期の大波」
更年期に関する理解の向上が重要なのは、更年期症状が出る40~50代という年齢が、管理職や役員になる年代と重なるからです。しかも、つらい症状が出る期間が数年間続く場合が多いので、この心身の変調は女性にとっては大きな負担になります。
更年期は、女性が生殖の役割を終える50歳前後に起こる心身の“大混乱期”。「女性ホルモンが出なくなる」という新しい環境に脳と体が順応するまでの数年間、イライラや鬱々などの精神症状が出たり、集中力が落ちたり、疲れやすく、眠れなくなったりします。急に大汗をかいたり、手指の関節がこわばったり、めまいや頭痛に苦しむ人もいます。
本当に人それぞれです。
症状から考えて整形外科や内科、循環器科などを受診する人が多いのですが、そこでは原因が見つからず、ドクターショッピングを繰り返します。「更年期のせいかも」と疑って婦人科を受診すれば適切な治療が受けられるのですが、そうした行動をとる人が少ないのが現実なのです。
そのため、つらい症状への対処法が分からず不安になったり、まわりにも相談できず情緒不安定になって冷静な判断ができなくなったりして悩む女性が増えています。挙句の果てに、昇進を断念する、仕事を辞める人まで出るほどです。前出のホルモンケア推進プロジェクトの調査によると、更年期のせいで昇進を断ったと答えた人が50%もおり、退職した人は約17%でした。
海外では、更年期症状がつらくなったらホルモン補充療法がある、ということが女性の間に浸透しています。そのため、症状をコントロールしながら仕事をバリバリこなす女性が多いのですが、日本ではこの治療法への誤解が多く、「ホルモンを足す」のは不自然という偏見も根強くあって、治療を嫌がる人が少なくありません。
現状のままでは、女性管理職比率を欧米並みに増やすことなどまだ少し遠い未来かもしれません。
◆不妊治療:仕事優先で先延ばしにした結果の妊活退職
不妊治療による人材の損失も、見過ごせない問題です。
2.3年前に厚生労働省が発表した実態調査では、不妊治療をした176人の女性のうち、23%の40人が仕事と不妊治療を両立できず退職し、10%が不妊治療を断念したと回答しました。30代や40代の中堅社員が、治療のために仕事を辞めてしまうのはもったいない話です。
日本の不妊原因のトップは卵子の老化といわれます。これは、「妊娠を希望する女性の年齢が高い」と言い換えることができます。要は、子供を生みたいと思って妊活を始めるタイミングが遅いわけです。
医学が進歩しても「年齢の壁」は高いままです。妊娠率は35歳を過ぎたら20代の半分以下に落ち、40歳では体外受精などの高度生殖・補助医療をしても10%を下回ります。
しかし、芸能人の出産ニュースなどで「45歳で出産」といったことが報じられ、40歳を過ぎてもいつでも妊娠できるという誤った認識が広がってしまっています。そのため仕事を優先して妊活を先送りしてしまい、40歳近くになってあわてて不妊治療に駆け込み、初めて真実を知って悔やむ人が少なくありません。
ホントにテレビやニュースの良い情報だけを鵜呑みするのは良くありません!
もし、20代や30代と40代との妊娠率の差がかくも大きいことを理解していれば、もっと早くから子ども作ろうとする人が増えるでしょうし、つらい不妊治療をしなくても出産できる人は今よりずっと増えるでしょう。
ただしこの問題は、若くして出産した女性が、復職後に安心してその後のキャリアを積めるような制度の整備も同時に進めないことには、状況は改善しません。
◆男性も含めた“ホルモン研修”の実施と婦人科検診の勧奨を◆
このように、「女性ホルモンの基礎知識を持つこと」で女性が適切な行動や対策をとることができ、損失を減らすことができるのです。それでは、企業がすぐできることは何でしょう。それは、女性社員だけでなく男性社員も含めて、女性の健康に関する知識を伝える研修を実施することです。
健康診断の機会などを活用して、女性社員に婦人科の定期受診を強く薦めるのもいいでしょう。婦人科との接点があれば、生理や更年期、不妊に関する悩み相談もしやすくなり、早期に専門家に介入してもらえます。日本医療政策機構の調査では、働く女性で定期的に婦人科を受診している人は32%。そして、受診のきっかけになった情報源のトップが「会社の検診」(21.8%)だったことからも、その有用性は言えそうです。
企業の取り組みを後押しする動きも出てきています。
経済産業省が健康経営優良法人を認定する事業では、2016年から評価項目に「女性特有の健康問題への取り組み」を新たに加えました。現在は必ずしもこの項目を実施していなくても評価はされますが、今後はもっとこの項目を重視する認定基準にしては、との声も上がっていると聞きます。働く人の幸せのためにも、経済損失を減らすためにも、女性特有の健康問題にもっと目を向けてほしいと願います。
「更年期」の肌荒れで気を付けたい、いくつかのこと。
寝れない、疲れやすい、肩こりがツライ、急にイライラする、食欲がない、集中できないなど
ホルモンバランスの影響で、「今までと違う」を色々感じる、閉経前後の女性のお肌や体。
急なカサつきや痒みも、更年期が原因しているとよく言われています。
更年期の肌荒れで気を付けたいいくつかのことを知っておくことで、きっと不安が少しだけでも軽くなると思います(^^)
女性ホルモンの1つエストロゲンが急激に減ってくる頃、女性は閉経を迎えます。
閉経前後のお肌は、とにかく不安定になりがちです。
水分と皮脂が急激に減って、刺激を感じやすくなる時期です!
大人の女性が「今までと何か違う」を肌で感じたら。
それは更年期症状の一つかもしれません。
無理に頑張ったり、一人で抱え込むことをちょっとでもやめませんか??
意外かもしれませんが、年齢を重ねた美しさを愉しむためのポイントは
☆☆マイナスのスキンケア!!☆☆
あまり聴き慣れない言葉かもしれませんが、
ちょっと緩めのゆったりケアで、お肌の回復力を高めることが、この時期の女性の肌には大切ですよ。
◉洗い過ぎない◉
若い頃と比べて水分も油分もグッと少なくなってくる更年期世代。
1日の汚れを落とそう、落とそうとヤケに泡をたてて落としすぎる事で肌の潤いは奪われて、逆にもっとカサカサの原因になるんです!
洗い過ぎることで、肌を守るバリア機能まで弱めないように気を付けたいですね。
◉擦り過ぎない◉
「こする」動作は、思っている以上にお肌にダメージを与えます。
ゴシゴシ洗う、タオルで拭く、指先だけでグリグリクレンジングする、やたらと長い時間洗うなど、どれも弱ったお肌にはダメージが大きいです。
肌には「いたわるように」優しく触れましょう!
◉塗り過ぎない◉
水も油も足りないなら、たっぷり色々塗った方が良いんじゃないの?と思いがちですが。
多機能なアイテムを色々使うのはオススメしません。
私も以前はなんでも保湿できるものはたっぷり、まんべんなく塗った方がいいに決まってると安易な考えでした。笑
それよりも、シンプルで良いから「潤いに守られている感じ」を大切に選んでください。
沢山塗り重ねなくても。
クリーム1つ!オイルだけで実はほとんどの方が大丈夫なんです!頼りがいのあるアイテムをたくさんではなく、あえて1〜2個選ぶと良いと思います(^^)
私も自分の肌の事をちょっとずつ考えるようになってくると、
更年期は「幸年期」と逆に自分でプラスに考えるようになりましたね。
つぼみが膨らみ始めるのが10代の「思春期」なら、「更年期」は豊かに実り始める時!
誰にでも遠からず訪れそうな更年期も「幸年 期」と逆の発想で感じると全然違います♪
年齢を重ねた美しさを、皆さんそれぞれが自分の出来る範囲で無理なく楽しみましょう♪
あなたの肌がイキイキと元気に輝き、
サイコーな毎日になりますように(^^)